炉のお点前をするとき「このお点前は内隅ねらいで座って」などと言われたことがあるかと思います。
風炉の時季には気にしていなかったことなので、毎年 炉に変わったばかりの頃は混乱してしまいます。
内隅と外隅のお点前について、整理してみようと思います。
目次
内隅と外隅とは

炉のお点前では内隅か外隅に膝の中心が向かうように座ります。炉縁の角 外側を外隅(そとすみ)、内側を内隅(うちすみ)と言います。
ここへ膝の中心が向かうように座ることを「狙って座る」と言います。

少し大げさな図ですが、外隅ねらいで座った時と内隅ねらいで座った時の違いです。
膝の中心を向ける方向が変わるので、座る角度も変わることがポイント。
お点前にはどう影響してくるのでしょうか。
内隅ねらいのお点前
内隅ねらいのお点前はこのようになります。
内隅ねらいのお点前
- 棚無しの運び点前
- 小さな棚
- 大津袋・包帛紗・長緒
基本の運び点前、風炉の横へ置くことのできる大きさの小さな棚などが内隅ねらいになります。


柄杓を置く際は、柄杓の柄の先も内隅になるようにします。
外隅ねらいのお点前
次に、外隅ねらいのお点前です。
外隅ねらいのお点前
- 荘物(茶入荘・茶椀荘・茶杓荘・茶筅荘)
- 貴人点・貴人清次
- 長板
- 台子
- 入子点
- 花月
長板・台子といった大きな棚の時、そして荘物・貴人点のように取り合わせや道具の扱いが決まっているものが外隅ねらいになります。
外隅ねらいで座ると、内隅ねらいで座る時よりも置き合わせに使うことのできるスペースが少し広くなります。
大きな棚がある時はスペースを作るために外隅ねらい と覚えると分かりやすいかと思います。


柄杓を置く際は、柄杓の柄の先も外隅になります。
まとめ
私は「スペースを広く使う棚がある時、お道具の扱いが決められているお点前は外隅。それ以外は内隅」と覚えてしまっています。風炉の季節になるとまた忘れてしまいそうなので、何度も見直していこうと思います。
(余談ですが、上のお点前である四ケ伝も外隅ねらいです。)